皆さんこんにちは🌞
最近、枝豆の苗を大量に植え付けしたコスモです!
夏の時期にビールと一緒に食べられることを期待して楽しく栽培しています。
この枝豆の苗は種から作りましたが
1発目の苗は全て全滅でした。
「何でできなかったのだろー」
「原因はなんなのか?」
調べながら試行錯誤した2回目の苗は全て成功!
しかも1ヶ月で成長して定植できました。
今回は「栽培時期に種を植えたが全然芽が出ない」と言う方は苗作りのコツを紹介します。
こんな方におすすめ
- 種から育てたい
- 適切な時期に播いたが芽が出ない
- 苗作りのコツが知りたい
苗作りって実はかなり重要⁈
まず苗作りとは
種をポット、セルトレイに播いて植え付けまでに大きくさせることです。
実はこの工程がめちゃくちゃ重要で農業には「苗半作」という言葉があります
苗半作
作物の出来具合の半分以上が苗で決まるという意味
つまり、苗をしっかり育てることができれば
美味しい野菜ができる確率は2分の1と確率が格段と上がるわけです!
そういった意味でも「苗作り」はとても大事な栽培過程です。
苗作りのメリットはたくさん!
では、売っている苗を購入し、それを育てれば良いのではないのか?
そう思う方もいると思います。
僕的に苗を買って育てることは何も問題はないと考えています。
じゃあ、なぜ苗を作るのか?
苗作りのメリット
- コストが安い
- 成長過程を見れるので良い苗の目利き能力が身につく
- 栽培計画が立てやすい
- 好きな品種を育てることが可能
苗はそんなに大きくないので場所も取らず
ベランダなので管理できるので思っているより楽です。
また、育苗に失敗しても種のコストが安いのでそこまでダメージを受けることはないです。
実際、今の苗の値段は50円〜65円もしますからね😓
さらに市場では売っていない苗を作り栽培できることは育苗の1番のメリットだと思っています。
例えば、僕は色んな色のカリフラワーを種から栽培しベジタブルブーケを作ったことがあります!
こういう楽しみ方も苗をしっかり作ったからだと思います。
苗作りに向かない野菜もある?!
苗作りの重要性がわかったところではありますが、全ての野菜が「苗」から育てられるわけではありません。
その種子の特性を理解して苗作りをすることも大切になってきます。
例えば
苗を作れない野菜
- ほうれん草
- ニンジン
- ダイコン
- コマツナ
- ゴボウ など
これらの野菜は苗を育てると上手く大きくなりません。
その理由は「移植を嫌い、根っこが空気に触れるとすぐに弱くなってしまうから」です。
特にニンジン、ダイコン、ゴボウといった土の下で育つ野菜は「直撒き」の方が綺麗な形で収穫することができますよ!
苗の容器でも大きな差が出る⁈
市場で販売している苗でよく目にするのが
「ポットタイプ」と「セルトレイタイプ」
です。
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なぜこの2種類のタイプがあるかというと
実は野菜に合わせた苗作りを分けているからです。
例えばナス、キュウリ、オクラ、ゴーヤなどの
ナス科、ウリ科はある程度苗が大きくならないと植え付けが難しいのでポットタイプでの苗作りに向いています。
一方、キャベツ、タマネギ、ブロッコリーレタスなどのアブラナ科、ヒガンバナ科、キク科は小さい苗でも強く、多くの苗を作れるのでセルトレイタイプが向いています。
このように各野菜の特性に合わせて
苗の容器の効果が変わってきます。
もちろん、セルトレイでもナス科、ウリ科は育苗できますが、ポットに移して大きくなってからの植え付けになるので管理が大変です💦
ポットのメリット
メリット
- 安定して苗を育てられる
- 植え付けが楽
- 定植のタイミングがわかりやすい
- 移植をしなくて済む
ポットのデメリット
デメリット
- 土を多く使う
- 苗を多く作りにくい
- 間引きが必要
セルトレイのメリット
メリット
- 多くの苗を育てられる
- 土を節約できる
- 間引きが必要ない
セルトレイのデメリット
デメリット
- 植え付けが難しい
- ポットに移植が必要な場合がある
- 定植のタイミングがわかりずらい
苗作りの手順
では、実際に苗作りに必要な手順を紹介します。
播種日を決める
植え付けしたい日を決め、そこから逆算して種を撒く日を決めます。
例
育苗期間 | 定植日 | |
ナス | 2〜3ヶ月 | 5〜6月 |
ピーマン | 2〜2.5ヶ月 | 5〜6月 |
きゅうり | 1〜1.5ヶ月 | 4〜6月 |
トマト | 2〜2.5ヶ月 | 5〜7月 |
上の例を使い「いつ種を撒いて、苗作りをスタートしたらいいか?」をみていくと
ナスの場合
【育苗期間 2〜3ヶ月 定植日5〜6月】
ということは「3.4月に苗作りを始めればベスト」ということになります。
ここで注意ポイント
地域によって気候が違うので
栽培時期を見るよりも適正の発芽/生育温度を
確認してその気温に合わせて
苗作りを始めた方が失敗する確率を減らせます!
僕の場合、今年の沖縄は暖かくなるのが早かったので2月にきゅうりの育苗を始めて3月中旬に植え付けを行いました。
苗作りに必要なもの
播種日を決めたら種を撒く容器の準備です。
必要なモノ
- 野菜の種
- ポット/セルトレイ
- 細かい土(培養土)
- ふるい器
- バーミュキュライト
- ピンセット
まず、大きなバケツ(ビニールシートでも良い)に培養土とバーミュキュライトを混ぜます。
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ここでポイント
より細かい土を集めるために「ふるい器」を使って集めると成長が早くなります。
僕の場合、安い培養土か畑の土をふるい器でより細かくし使っています。
この手間のお陰で植え付けが楽にできるようになりましたよ
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次に集めた土に水を少しずつ入れて湿らせます。
その理由は種を播いた時に土内の乾燥を防ぐためです。
湿らせた土をポット/セルトレイに詰めれば
後は種を撒くだけです。
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種まき
準備したポット/セルトレイに種を撒く際、指先で穴をあけてまく方法がありますが
僕の場合は「ピンセット」を使います。
種によっては大きいのから小さいのまでセルトレイの場合だと特に一ヶ所に1粒ずつ撒くのでピンセットがあるととても楽にできます!
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ここでひと工夫
どうしても発芽しないと言う場合は
「キッチンペーパーを使った発芽方法」がオススメです!
苗作りは始め発芽させるまでが結構大変です。
準備したポット/セルトレイに種を蒔いてもなかなか発芽しないことはよくあります。
そこで「先に発芽させて土に移植する」と苗作りがスムーズいきますよ!
詳しい方法はこちらから⬇︎
発芽率を上げる方法
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苗作りの管理方法
種を播いたポット/セルトレイは
「虫がつかず涼しい場所」での管理が大切です
苗作りの管理条件
- 日当たりがいい
- 涼しい適温場所
- 虫がつきにくいベランダなどのスペース
苗作りの管理で最も重要なのは
「日当たりと温度」です!
日当たりがわるいと間延びしてヒョロヒョロした弱い状態になりうまく苗が作れません。
また、発芽/生育温度が適切でないと成長が遅くなり枯れる場合もあります。
僕の場合、初め畑で苗を管理していましたが直射日光が強くすぐつちが乾いたり、風通しが悪くヒョロヒョロのなえしか作れなかったです。
そこで家のベランダに管理を移したらどんどん苗ができ始めました。
もし苗が上手く疲れない場合は
苗がヒョロヒョロになったり間延びする原因は
- 水分が多い
- 光不足
- 適温ではない
です。
適切な管理条件の環境を整えてあげる必要があります。
そこで僕が活用しているのが
「ミニビニール温室ハウス」です!
このビニールハウスでは温度管理はもちろん
虫もつきにくく、スペースもあまり取らないので環境を作るにはピッタリですよ、
レビュー記事も書いてますので
もしお時間があれば是非参考にどうぞ!
こちらをCHECK
【沖縄栽培】種が必ず発芽する?!育苗に便利なビニール温室がオススメな理由
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苗作りは美味しい作物を収穫するための大事な栽培工程です。
しっかり管理した作物はまた別格な美味しさがあります。
やはり愛情に勝てるスパイスはないって感じですね
これから畑を始める初心者の方でも
全然、作物を育てることはできます!
そんな方への手助けになる記事をこれからも書いていけたら良いなーと思っています!