皆さんこんにちは🌞
夏野菜の栽培に向けて準備に
奮闘しているコスモです!
今年の夏野菜は
全て種から苗を育て栽培しよう
と考えています。
種から栽培する場合は
計画的に進めないと時期が遅れて
美味しい作物が収穫できません。
そこで今回は
沖縄で夏野菜の育苗のベストな時期を
紹介したいと思います!
夏野菜って何?
野菜は季節によって、呼び名が変わります。
そのため四季によって旬な野菜、いわゆる
その時期によく収穫できる野菜を〇〇野菜と言います。
夏野菜は「夏の時期に多く収穫できる野菜」のことを指します。
夏野菜の特徴
夏野菜の特徴の一つが
「夏バテ防止の栄養素が豊富」ということ
例えば「ビタミン」などは脱水症状や日焼け防止にもなりますし、免疫力向上の効果も期待できます。
そういった栄養成分な豊富に含まれている野菜が夏野菜です!
夏野菜の主な栄養素
- ビタミンC—抗酸化作用による免疫力の向上
- ビタミンB1– 糖の代謝がよくなり疲労を改善
- ビタミンE— 悪玉コレステロールの減少
- カロチン— 肌を守り、老化防止
- ビタミンB2– 脂肪の代謝か良くなる
種から育てる?それとも苗を購入?
夏野菜を育てたいと考えた時、よく悩むのが
「種から育てた方がいいのか?それとも
苗を買って育てた方がいいのか?」です。
それぞれどんなメリット/デメリットがあるのか見ていきたいと思います!
種から育てるメリット
まず「種から育てる」メリットは何なのか?
僕は全ての野菜を種から苗を作り育ててます。
その体験談も含めメリットをあげていきます。
メリット
- コストが節約できる
- 多くの苗を育てられる
- 育苗の成長過程が面白い
- ミスしても精神的ダメージが少ない
- 環境の変化に強い
- 珍しい品種を育てることが可能
この中で1番のメリットは
「コストを抑えて、多くの苗を育てられる」ことです!
実際に僕自身、種から種から育ててみて全ての種がうまくいったわけではなく、80%くらいの発芽し育苗期間を経て植え付けを行ってます。
残りの20%は芽が出ず「あー今回は失敗かー」と思う時もありますが、コスト的に考えれば
大体1円〜3円くらいの出費で住むのでさぼとダメージは少なかったです。
また、購入した種は約2年間は保存できるので
翌年まで使えるのはかなり節約になり
野菜を手軽に育てることが可能です!
種から育てるデメリット
次にどんなデメリットがあるのか?見ていきましょう!
デメリット
- 収穫まで時間がかかる
- 管理が大変
- 発芽させるまでが一苦労
- 手間がかかる
- ポット、セルトレイの土づくりが面倒
この中で1番大変なのは
「発芽させること」です。
正直言って、発芽させることができれば
苗作りは難しくないと思っています。
適切な温度環境、直射日光が当たりすぎない涼しいところなど発芽させるための条件は種によって様々です。
種に必要な条件を満たさなければ発芽は難しいです😓
僕はポット/セルトレイに種をまいて毎日水を与え、時々、日に当たるようにして虫がつかないようなビニールカバーをして発芽を試みましたご全く発芽さず、結構な種を無駄にした経験があります。
そこから色々と試行錯誤して見つけたのが
キッチンペーパーを使って発芽させる方法です!
詳しい方法はこちら↓
【沖縄種まき】必ず発芽する?キッチンペーパーを使った発芽方法が物凄い!
みなさん、こんにちは! 秋冬シーズンに向けて野菜の苗づくりを始めたコスモです。 しかし、問題が発生しました。 発芽条件を調べてり、土を変えてみたりと色々試行錯誤を繰り返しま ...
続きを見る
この方法を使えば高い確率で発芽し、その発芽した種をポットやセルトレイに移植すると安定して苗を量産できます!
もし発芽しないと思ったらぜひ試してみてください❗️
苗から育てるメリット
では次に「苗を購入して栽培する」場合は
どんなメリットがあるのか?
苗から育てるメリット
- 収穫までが早い
- 比較的、管理が楽
- 時期が遅れても植えやすい
この中で1番のメリットは
「収穫までが早い」ことです。
種から育てるとの違い、育苗期間がないため
すぐに植えることができますし、出回る苗はその時期のお野菜たちなので比較的、楽に栽培できると思います。
苗から育てるデメリット
先ほど比較的、楽に栽培ができると言いました。
と思うかもしれません。しかし実際はそうでもないんです。
苗から育てるデメリット
- コストが高い
- 育てたい野菜の苗が売っていないことが多い
- 土が合わないと可能性がない
- すでに農薬が使われている可能性がある
- ならし期間が必要
この中で気になるデメリットは
「コストが高い」と「ならし期間がある」ことです。
現在、苗を購入するのに一株50円〜65円します。
種から育てるのに比べたら約5倍〜10倍の値段になります。
たかが50円と思うかもしれませんが
されど50円です。
もし失敗したら50円失うのはかなり大きいです😭
また、その失敗する原因の一つが
「ならし期間」です。
ならし期間とは?
JAやホームセンターで販売している苗は
ビニールハウスな店内の「室内育ち」です。
購入した後、すぐに植えることはできず
外の環境で3日〜5日は外気温に慣らされる必要があります。
この慣らされる期間を「ならし期間」といいます。
もし、購入してすぐに植えたら
急な環境変化で枯れたり、成長が止まる可能性があります。
種から育苗できるオススメ野菜
コストを抑えて野菜を育てたい場合は
「種から育てる方法」がオススメですが
手間と時間がかかるため
夏の時期に収穫できるようにするには逆算して準備しないといけません。
沖縄で育てる場合は
3月〜5月の時期に種をまき、育苗するのがベストです!
そこでオススメの野菜を紹介します。
野菜のラインナップ
- トマト
- ナス
- キュウリ
- ピーマン
- オクラ
- カボチャ
- ゴーヤ
- シソ
トマトの種まき〜育苗
夏の定番野菜のトマト🍅
トマトの種まきは苗の植え付けに約2ヶ月前に行います。
トマトの特徴
- トマト : ナス科
- 発芽/生育温度 : 23℃〜28℃
- Ph酸性度 : 6.0〜6.5
- 管理場所 : 日当たりがいい場所
- 種子種類 : 嫌光性種子
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 7月〜10月
- コンパニオンプランツ : バジル
トマトは種から育てることが難しい野菜です。
そのため苗を購入し栽培する方法が一般的です。
しかし、品種が多いため、甘さと見た目か違う面白い野菜が豊富です。
僕的には好きな品種の種を買って育てる方法がオススメです。
珍しいものとかあり、栽培していて楽しい野菜だと思います。
トマトの種は光を嫌う「嫌光性種子」なので
種の管理は光が当たらない場所が必須です。
ナス種まき〜育苗
ナスの種まきもトマト同様、植え付けの2ヶ月前に行います。
JAでは長ナスの苗は安く購入できますが
中ナス、水なすなどは198円以上と高めなので
種から育ててみるのもアリだと思います。
ナスの特徴
- ナス : ナス科
- 発芽/生育温度 : 20℃〜30℃
- Ph酸性度 : 6.0〜6.5
- 管理場所 : 日当たりがいい場所
- 種子種類 : 嫌光性種子
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 7月〜10月
- コンパニオンプランツ : ニラ、シソ
ナスの育苗期間は「60日〜90日」とかなり長いです。
僕は3月に育苗を開始して5月中旬ごろに植え付けをし、7月から収穫ができるような調整しています。
セルトレイでの育苗も可能ですが
ポットに移植しないと行けないので
僕はポットに直接種をまいて、苗を作っています。
植え付けのタイミングは
「本葉が4枚〜6枚」
になった時がちょうどいいです!
また、キッチンペーパーを使って発芽させた場合もポットに移植することをオススメします!
なぜなら直接ポットに種を蒔くよりも早く成長し、育苗期間を短縮できますよ!
きゅうりの種まき〜育苗
きゅうりの栽培期間は「60日」とトマトとナスに比べて比較的短いです。
もし、6月に収穫をしたいのであれば
種を4月にまくのがベストです!
きゅうりの特徴
- きゅうり : ウリ科
- 発芽/生育温度 : 20℃〜30℃
- Ph酸性度 : 6.0〜6.5
- 管理場所 : 日当たりがいい場所
- 種子種類 : 嫌光性種子
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 7月〜10月
- コンパニオンプランツ : しそ
種まきくら30日〜60日後に植え付けが可能です。
「本葉が4枚」程度に育てばベストです。
身がつくと大きくなるまでのスピードが凄まじく早いので収穫には気をつけた方がいいです。
また、肥料切れと乾燥にも弱く
すぐに枯れたり、良かったりするので
水かけと土の管理はしっかり行いましょう!
ピーマンの種まき〜育苗
ピーマンは「虫がつきやすく、病気になりやすい野菜」です。
定期的に防虫対策を行うことが美味しいピーマンを育てるポイントです!
ピーマンの特徴
- ピーマン : ナス科
- 発芽/生育温度 : 25℃〜30℃
- Ph酸性度 : 6.0〜6.5
- 管理場所 : 日当たりがいい涼しい場所
- 種子種類 : 好光性種子
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 7月〜10月
- コンパニオンプランツ : ニラ
ピーマンの種まきは「30日〜45日後」に植えることができます。
セルトレイ、ポットの両方で育苗が可能です。
しかし、ピーマンの種は意外と高いです!
粒もあまり入ってないことが多いので僕はスーパーで購入したピーマンの種を再利用して苗を作っています!
オクラの種まき〜育苗
オクラの種まきは気温が暖かなってから撒くのがオススメです!
その理由17℃以下になってしまうと生育がうまくいかずしっかりとした苗が作れません。
オクラの特徴
- オクラ : アオイ科
- 発芽/生育温度 : 25℃〜30℃
- Ph酸性度 : 6.0〜6.5
- 管理場所 : 日当たりがいい涼しい場所
- 種子種類 : なし
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 6月〜9月
- コンパニオンプランツ : 枝豆
オクラの種は黒くて硬いので、直で土に撒くと発芽しにくい傾向があります。
発芽しやすくするには一晩水につけた後
保水性があるバーミュキュライトと一緒に撒くと良いです♪
個人的には「苗を育てて植える」方法がオススメです。その理由は直まきだと温度管理と生育に影響してしまうことがあるため、苗の段階である程度大きくし、植えた後もしっかり成長出来るようにするためだからです。
シソの種まき〜育苗
シソの種まきは気温が20℃を超えてからがベストです!
それ以下だと発芽しにくく生育もうまく行きません。
日当たりがよく、涼しい場所で管理すると
約1ヶ月〜1ヶ月半で植えることができます!
シソの特徴
- シソ : シソ科
- 発芽/生育温度 : 20℃〜30℃
- Ph酸性度 : 6.0〜6.5
- 管理場所 : 日当たりがいい涼しい場所
- 種子種類 : 好光性種子
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 7月〜9月
- コンパニオンプランツ : きゅうりなど
シソの種はオクラ同様、水分を吸収しに性質があります。発芽率を上げるには水に一晩つけて撒くことがポイントです!
種子は好光性種子なので、日当たりがいい場所で保管しましょう!
また、ピーマン、トマト、ナスと言ったナス科との相性が良いため一緒に植えるコンパニオンプランツとしても活用できる万能お野菜です☺️
注意ポイント
シソの種は寿命が短く、大体購入して1年くらいです。2年目に同じ種を使っても発芽確率は低いです。購入したら出来るだけ全部の種を使い切った方がいいかもしれません。
植え付けのタイミングは「本葉が5枚〜6枚」なった時です。
ゴーヤの種まき〜育苗
ゴーヤの種は発芽しにくく、オクラ、シソと同じで一晩水につけてから撒くと発芽率が上がります!
また暑さに強く苗がしっかりできれば収穫までスムーズに栽培できますよ!
ゴーヤの特徴
- ゴーヤ : ウリ科
- 発芽/生育温度 : 25℃〜30℃
- Ph酸性度 : 6.0〜7.0
- 管理場所 : 日当たりがいい涼しい場所
- 種子種類 : 嫌光性種子
- 種まき時期 : 3月〜5月
- 苗植え時期 : 4月〜6月
- 収穫時期 : 6月〜10月
- コンパニオンプランツ : ネギ
ゴーヤの育苗で大事なことは
「土を乾燥させない」ことです。
土が乾いてしまったら成長が遅れすぐに枯れてしまいます。
水の与えすぎると良くないですが
適度にしまっている程度がベストです!
また、定植のタイミングは
「本葉が4枚〜5枚」なったときです。
小さい状態だとすぐに萎れたり、枯れたりします。
苗づくりには「苗半作」という言葉があり、しっかりとした苗ができれば作物の栽培は半分成功!という意味です。
つまり、苗づくりはとても重要というわけです。
苗づくり
【苗半作】成功する苗作りのコツは発芽させること
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育苗中、畑の土づくりが最も大切
種から育てた苗、ホームセンターで購入した苗どちらにしても最も大切なのが
「植える土台(土づくり)」です
育苗期間はどの苗でも大体1ヶ月〜3ヶ月です。
その間に植える場所の土づくりを行い土台をしっかり整えることで植えた時に枯れず元気なお野菜が出来上がります。
土づくりは大体植える1ヶ月前に行えば、肥料が土に馴染みます。
美味しい野菜を育てる土づくりで大切な要素はいつくかありますがその中で最も大切なのが
PH酸性度です!
そのPh酸性度の調整方法の記事しました!
もしも、うまく野菜が育たない場合は
是非参考にしてみて下さい
こちらをCHECK
【沖縄栽培】野菜を美味しく育てる方法はPh酸性度にあった! 初心者向けの土づくり
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夏野菜の苗作りに便利な農具
ここまで読んで頂きありがとうございます☺️
簡単に夏野菜の苗作りのまとめをします。
苗作りのまとめ
- 種からの育苗はコスパがいい!
- 苗からの栽培は収穫までが早い!
- 種は発芽する管理が大事!
- 夏野菜は夏バテ防止の栄養素が豊富!
- 育苗中は土づくりをしっかりすることで植えた時に元気な野菜が出来上がる
苗作りは管理がとても大切です。
特に土が柔らかくないと根が伸びず成長しません。
また、うまく成長しても虫の被害もあります。
そこで僕が使っている苗作りに便利な農具を紹介したいと思います。
ふるい器
一般的に苗作りの土は培養土を購入してやりますが、僕はふるい器を使い細かい土を集めて苗作りをしてます。
その理由はズバリ培養土が高いから!
面倒な作業かもしれませんが大幅にコストを抑えることができます!
バーミュキュライト
先ほど培養土を使わないと言いましたが
このバーミュキュライトと混ぜて土を作ると
保水性と土壌改良に繋がります。
そのおかげで水かけの頻度も減り、土も良くなり苗の成長が早くなってる気がします。
底面給水トレー
ポットやセルトレイに種を蒔いた際、底に穴が空いていて運ぶ時に土が溢れたりします。
そんな時に見つけたのが
この「底面給水トレー」です。
涼しい場所で管理したいと思い、家のベランダに移動しましたが土で汚れて毎回掃除をしないといけませんでしたが、このトレーのおかげで掃除の手間がなくなり管理がめちゃ楽になりました。
さらに育苗トレーとは違い底面に穴が空いていないので水を貯めてセルトレイ、ポットをつけておく水かけの頻度も劇的に減りました。
家庭菜園や時間がない方にはかなり便利な農具だと思います。
温室ミニビニールハウス
苗作りは温度管理が最も大切です。
しかし、自然の気温をコントロールするのは難しいです😭
僕はどうにか自分で温度を調整し管理できないか調べたらこの「温室ミニビニールハウス」を見つけました。
2段や3段、4段と種類が豊富です。
その中に種を播いたポットらセルトレイを入れ
保冷剤や小さいクーラーを入れ温度計を吊るせば自分で気温を調整でき、各苗の発芽温度に合わせてあげることができます。
農業は意外とお金と労力がかかり
割合が合わないと感じると思いますが
楽しみながら色んなアイディアを生まれやすいです。
「安く栽培してみたい、種から育ててみたい、管理を楽にしたい」
そんな方の参考になれば幸いです☺️