みなさん、こんにちは!
秋冬シーズンに向けて野菜の苗づくりを始めたコスモです。
しかし、問題が発生しました。
発芽条件を調べてり、土を変えてみたりと色々試行錯誤を繰り返しましたが、中々発芽率は上がらなかったです😭
そんな中、発芽率を上げる方法を見つけました。
それが今回紹介する
「キッチンペーパーを使って発芽させる」方法です。
これからの季節に作物を種から育てようと考えている方は是非試して欲しいです!
この記事でわかること
- 種を発芽させる必須条件
- キッチンペーパーを使うメリット
- キッチンペーパーで発芽させる方法
- 発芽した後、土に植えるタイミング
- 育苗中の管理方法
では、スタート!
発芽させるポイントは3つ!
種が発芽する条件は3つあります。
発芽する3原則
- 水
- 温度
- 酸素
この3つの条件が揃うことで種が発芽します。
特に発芽温度はとても大切です!
作物も生き物ですので、各種子で発芽適温があります。
例えば
- レタス→15°〜20°
- ブロッコリー→20°〜25°
- カボチャ→25°〜30°
と各温度環境下で種を管理しなければなりません。
発芽温度は種袋の裏に記載されてることが多いです。
ここでワンポイント
栽培時期よりも発芽温度をしっかり確認しましょう!
例えば沖縄の場合、暑い時期が長いので涼しくなるまで待つ必要があります。
逆に栽培時期が外れていても温度が適温なら成オクラやゴーヤ、とうもろこしなどの夏野菜は長く栽培することができます。
実は日光は必要ない?
種には光を好む種子と好まない種子があります!
2種類の種子
- 好光性種子••••レタス、ニンジン、キャベツ
- 嫌光性種子••••ダイコン、ネギ、ナス
好光性種子は光を浴びることで発芽を促進させます。
直巻きをする際、土を厚くかけてしまうと光が入らず発芽しにくくなるので、軽くかけて押しつけると良いです!
また、直射日光だと発芽後、葉が焼けてしまうことがあるので注意が必要です。
僕も種を植えて日が当たるところに置いていたら葉が焼けて、土の渇きも早くなりすぐに枯れてしまった経験があります。
一方、嫌光性種子は光を遮断することで発芽を促進させます。
種まきの際は覆土を種の2倍〜3倍に厚くかけると発芽しやすくなります。
僕は玉ねぎとカボチャを普通に蒔いて上から軽く土をかけたので、全く発芽しなかったです。
水分量はとても大事!
お店で購入した種は休眠状態で眠っています。
種をまき、水を与えることで目を覚まします。
発芽までに土が湿った状態を保つとすくすく成長しますが、土が乾いていたり、逆に水浸しの状態だと
すぐ枯れたり、水腐れを起こします。
水を与える頻度は毎朝一回が目安です。
土が乾いていたらかけても構いません。
発芽率アップ
発芽率を上げるポイントは水はけの良い土を使うと発芽するスピードが上がります。
そこで色々な培養土を試した中でこちらの培養土が良く育ち苗を作ることができました!
ポットやセルトレイでの苗作りに役立つ情報を載せておきますね♩
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実は種にも寿命がある
種には3つの寿命期間があります。
- 長命種子(6年)
- 常命種子(4年)
- 短命種子(2年)
長命種子にはトマト、ナス、スイカなど
常命種子にはダイコン、カブ、レタス、ほうれん草
短命種子にはネギ、玉ねぎ、ニンジンなど
各作物の種で寿命が異なります。
寿命が異なるとどうなるのか?
「いくら植えても種が発芽しません」
この寿命期間は発芽にとても大切です。
長命種子や常命種子は保存方法がしっかり出来ている状態での期間を表すので
大体の種は約2年と考えたほうがいいです。
種袋の裏面に発行日が記載されています。
その日からしっかり保存すれば2年間は持ちます。
保存方法
余った種はジャムなどの空き瓶に乾燥剤と一緒入れて冷暗所で保存すると長く持ちます。
キッチンペーパーを使って発芽率アップ!
ここまで、発芽するまでの条件をみてきました。
しかし、それでも発芽しにくい、もしくはしないという場合があります。
また、発芽してもなかなか大きくならなかったり、苗を育てる期間が長くなったりといろんな問題が発生する可能性があります。
実際に僕自身も色々試し、ちゃんと発芽させたが植えた数と発芽した数を比べたら発芽率は悪かったりしました。
なのでたくさん種を植えて質より量でいこー!
と思ったら時期もありました。
でも、それではかなり効率が悪く、お金もかかる
そこで見つけたのが「キッチンペーパーを使って発芽させ、苗を育てる方法」です。
メリット
- 発芽が早い
- ポット/セルトレイに移植した後、早く苗が育つ
- スペースを取らず毎日管理がしやすい
準備するものは
必要なもの
- 種
- キッチンペーパー
- フードパック
- 霧吹き
- ピンセット
- フードパックに合わせてキッチンペーパーを切り霧吹きで濡らします
その後に種を点まきのように置いていきます。 (バラ蒔きでもいいですが、発芽後、絡まってします可能性があるので点まきがオススメ!)
後は霧吹きで水を与えます。
手順は以上です。
ここで注意ポイント
直射日光は避けて、発芽適温の場所で管理しましょう!
また、先ほど説明した好光性種子(光を好む)と嫌光性種子(光を嫌う)があるので
種の性質を確認しましょう!
発芽は早い種で2〜3日後です。
その後にポット/セルトレイに移植します。
こちらにも役立つ情報を載せておきますね!
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発芽した種の移植タイミングはいつ?
キッチンペーパーで発芽した種は、いつポット/セルトレイに移植すればいいか?
結論から言うと
「少しでも発芽したら、すぐに移植する」ことです!
僕は毎日、様子を見て、乾いてきたら霧吹きで水を与え、発芽を待つ
全ての種が一緒のタイミングで発芽するわけではないので、
発芽次第、移植しようと思っていましたが
どのくらの発芽で移植すればいいわからず、少し根が伸びた後に取ろうとしたら
根がキッチンペーパーを貫通して絡まって、ダメにした経験がありました。
種が少しでも芽を出して植えることで、傷つけず、綺麗に移植することができます。
移植して3週間経ったブロッコリーがこちら👇
かなり綺麗に苗が育って、早い段階で植え付けもできる大きさになってます。
農業には「半苗作」という言葉があり、苗の出来によって作物の成功は半分決まるという意味があります。
種が発芽し、移植したらここからが本番です。
しっかりとした苗を作るために環境、時期、容器の大きさなど管理は必須です。
こちらから詳しい苗作りを紹介しています👇
苗づくり
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発芽率を上げる為に参考になった動画と本
ここまで読んでいただきありがとうございます!
この「キッチンペーパーで発芽させる方法」の参考になった動画と本を紹介します!
こちらの「ひろちゃん農園」さんの動画は発芽率を上げるヒントをたくさんくれました!
キッチンペーパーではなく、メリヤスの生地を使い、発芽させています。
ぜひ、困っている方は参考にしてほしい動画の一つです!
こちらの「タネ・苗のキホン」の参考書は
写真や図でわかりやすく、発芽・育苗の方法を解説されており、とても理解しやすいです。
種の保存方法や性質、良い種の見分け方まで情報が載っている素晴らしい本です!
お金をあまりかけず、かつ環境に優しい自然農法で作物を育てたい方の
情報になる記事になれば嬉しく思います。
僕もまだまあ勉強不足な部分が多くあるので、教わって学んだ情報を随時、載せていきたいと思います!